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遠赤乾燥ロッカー


遠赤乾燥ロッカーの特徴

遠赤乾燥ロッカーは、オゾンによる殺菌と遠赤外線による乾燥と殺菌を併用することにより優れた性能を発揮します。
①照射面の大きな遠赤外線照射パネルにより、エプロン類を乾燥、殺菌できます。

従来の遠赤ヒーター式のロッカーは、遠赤外線パネルの面積が小さく、照射量も十分とはいえませんでした。
実際の構造は、ヒーターに風を当てる熱風循環式構造になっています。
この構造は、庫内の温度分布、風速分布に依存するため乾燥性能は低く、洗濯後の乾燥はできません。(オゾン式殺菌装置も同様です)
当社の遠赤乾燥ロッカーは、庫内後面にガラス断熱層で覆われた大きな遠赤外線パネルを設置し、大量の遠赤外線で乾燥、殺菌が出来ます。
②オゾンの併用により、より確実な殺菌
オゾンと遠赤外線がそれぞれの特徴を生かし、大腸菌・黄色ブドウ菌・サルモネラ菌等の細菌を収納物の隅々まで殺菌します。
③完全低温乾燥
当社の『遠赤乾燥ロッカー』は、乾燥方式に、従来の熱風循環方式に代えて、遠赤外線方式を採用により低温(約45℃〜50℃)乾燥を実現しました。その為、エプロンやシューズ、掃除用品等の生地を傷めませんし、発火の心配もありません。
④省エネルギー対応
必要ヒーター容量を従来機種の約半分に抑えることができ、省エネルギー対応を実現しました。
⑤従来のスペースで、収納量が倍増
新設計構造により従来のスペースで、倍以上の収納乾燥・殺菌が可能となりました。

⑥環境保持
低温乾燥と本体二重構造により、室内の温度を上昇させません。
⑦簡単操作
複雑な操作は必要ありません。ボタン1つで簡単操作。

なぜ遠赤乾燥ロッカーは必要なのか?

某給食施設で実施された抜き取り検査では、エプロン・床・掃除用たわしからも、大腸菌等の細菌が検出されています。
二次汚染防止のためには、乾燥のみでは十分とはいえず、消毒をしっかりと行っておきたいところです。
拭き取り検査


食品に接触したり、野菜の洗浄水などがかかった前掛けからは、高率で大腸菌群が検出されます。大腸菌が検出されることもありますので、作業ごとに前掛けを取り替えるなどして、前掛けからの二次汚染を防止しましょう。


床のはがれた部分は細菌が溜まりやすく、大腸菌群が検出されることもあります。
履き物からの二次汚染を防止しましょう。


使用前のたわしから大腸菌群が検出されることがあります。
たわしやブラシはよく洗浄、消毒して乾燥させましょう。
写真・資料:独立行政法人日本スポーツ振興センターHPより

オゾンの効果

殺菌効果

薬剤の場合、細菌やウイルスの細胞の核に作用し、殺菌します。これでは、その薬剤に対する耐性を持った菌やウイルスが発生する恐れがあります。一方オゾンによる殺菌は、細胞膜を破壊します。細胞膜が破壊されたことで細胞の核が溶け、菌が死滅しますので、耐性菌が発生する恐れはありません。さらにオゾンは作用後、酸素へ戻るので安全です。
オゾンの効果
殺菌 オゾンはウイルス、殺菌、かび、藻類に空気中または水中で作用し殺菌、不活性化します。
脱色 オゾンは染料、フミン質等の脱色成分を分解し脱色します。
脱臭 オゾンはアンモニア以外ほとんどの臭気成分を酸化分解し、無臭物質に変化させます。
分解 オゾンは無機物、有機物の分解除去をします。
シアン、フェノール等の有害物質を分解します。
その他 不飽和有機化合物を分解し親水性、分解性を高めます。
オゾンの強い酸化作用はいろいろな効果を生みます。
オゾンの効果
0.02〜0.05ppm 特有の臭いがわかる(数秒で)
0.06ppm 慢性肺疾患患者の換気能影響なし
0.1〜0.3ppm 鼻、のどの刺激がある(数分〜数十秒で)ゼンソク患者の発生回数の上昇あり
0.23ppm オゾン発生現場労働者に慢性気管支炎などの有症状が増える(長時間のバクロで)
0.6〜0.8ppm 胸痛、せき、呼吸困難、気道抵抗の増加、排ガス交換能の低下
1〜2ppm 疲労感、頭痛など(1〜2時間で)
※当「遠赤乾燥ロッカー」は、扉を開けると庫内濃度は瞬時に0.025ppm以下になりますので人体に影響はありません。
オゾンランプ
184.9nmと253.7nmの2つの波長の紫外線を出す特殊紫外線ランプです。
殺菌 253.7nmの強力な殺菌線と184.9nmの紫外線で、できるオゾンの働きで空気中の細菌及び物質の表裏のすべての箇所の細菌を死滅させます。
消臭 184.9nmの紫外線が空気中の酸素分子(O2)をオゾン(O3)に変え、また多量の陰イオンを出します。このオゾンの強力な酸化作用と陰イオンのイオン化作用で悪臭を破壊します。
型式 電力(W) 管電力(A) オゾン発生量 寿命(H)
(PPM) (mg/h)
GL-15Z 15 0.300 165 30 4000

遠赤外線の効果

遠赤外線の効果作用
  • 加熱、乾燥 ・消臭、防臭効果 ・抗菌作用 ・防カビ効果
  • ダニ、ゴキブリなどの防虫効果 ・洗浄力向上効果 ・化学物質の吸着分解の促進効果
電磁波の種類と遠赤外線の帯域

光は、波長の短いものから長いものまであります。しかし目に見える波長の範囲は限られています。赤は波長が長く紫は波長が短い。そして赤の外の目に見えない、赤よりさらに波長の長い波が赤外線と呼ばれています。赤外線の熱線といわれ、熱的作用が強く、また散乱率が小さいのが特徴です。この赤外線の中で比較的波長の長い3〜1000μmのものが、遠赤外線と呼ばれています。
遠赤外線の特長

セラミックヒーターなどから放射された遠赤外線は、光と同じ速さ(約1秒間に地球を7.5周する速さ)で空間を直進し物質表面に当たります。
遠赤外線の振動周波数は、プラスチック、塗料、繊維、木材、食品など様々な物質を形成する原子の相互振動と合致しているため物質に照射された遠赤外線は共吸収され、物質を形成する分子の振動が活発になり温度が上がります。
この特徴を生かして、遠赤外線は、加熱乾燥分野で広く利用されています。

殺菌データ

検査方法
大腸菌、黄色ブドウ球菌及びサルモネラ菌を普通ブイヨン培地で35℃18時間培養し、 滅菌生理食塩水で20倍に希釈した物を試験菌液とし、滅菌局方ガーゼで調整したそれぞれの試験菌液を0.2mずつ接種し、各試験試料としました。
なお、試験に際して試験試料を、検体内のエプロン及びシューズの所定の位置に設置し、オゾン殺菌15分、遠赤外線乾燥6時間の運転で試験しました。
試験結果
試料設置場所 共試菌
大腸菌 黄色ブドウ球菌 サルモネラ菌
対象 4.2×106 2.4×106 5.7×106
6時間15分室温放置 5.2×107 5.7×106 1.4×107
エプロン上外面 <10 <10 <10
エプロン上内面 <10 <10 <10
エプロン下外面 <10 <10 <10
エプロン下内面 <10 <10 <10
シューズかかと外側 <10 <10 <10
シューズつま先内部 <10 <10 <10
<10:検出せず
厚生大臣登録検査機関
社団法人 大阪食品衛生協会 食品検査センター
試験結果をご利用の方は、お問い合せ下さい

商品ラインナップ

※画像はクリックにて拡大できます。

寸法(㎜) タイプ 収納数 電源 重量
奥行 高さ
NR-060EA 600 700 1800 エプロン白衣タイプ 12着 1P 100V 450W 約110㎏
NR-075EA 750 15着 1P 100V 550W 約120㎏
NR-090EA 900 20着 1P 100V 650W 約130㎏
NR-120EA 1200 27着 1P 100V 900W 約150㎏
NR-060SA 600 600 シューズタイプ 14足 1P 100V 450W 約105㎏
NR-075SA 750 21足 1P 100V 550W 約115㎏
NR-090SA 900 28足 1P 100V 650W 約125㎏
NR-120SA 1200 35足 1P 100V 900W 約145㎏
NC-060RA 600 掃除用品タイプ - 1P 100V 450W 約110㎏
※特注サイズも承ります。
※製品改良のため、仕様・外観等予告なく変更する場合があります。